東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 自然環境学専攻




地球海洋環境学分野


小島茂明教授

最近、深海底に埋蔵されている熱水鉱床やメタンハイドレートなどが将来の金属・エネルギー資源として注目されている。一方で、資源開発が見込まれる場所の近傍には、他の場所には見られない種から構成される化学合成生物群集が分布しており、開発と生態系保全の両立が求められている。私達は潜水調査船などによる生物相調査や分子系統学的解析を通じて、この問題に取り組んでいる。他にも日本海の深海魚や干潟の巻貝類を対象に、過去の環境変動と現在の海洋環境が海洋生物の遺伝的な集団構造を形作ったのかを解析している。また、学術研究船による深海底生生物群集の時空間変化の研究も進めている。

芦寿一郎准教授

プレート沈み込み帯は、堆積物・流体の活発な循環や相互作用のもと、大規模な地殻変動や強い温室効果をもつメタンの蓄積が行われている場である。地震・津波・海底地すべりなど自然災害の被害を軽減する上でもプレート沈み込み帯で起こる現象の理解は重要である。これらの現行地質過程と数百万年前までさかのぼる地質記録の情報を得るため、海底表層の観察、音波を利用した微地形・地下構造データの取得、海底試料採取を行っている。これらの情報を総合的に解析することにより過去の変動履歴を解明するとともに、災害に関わる海底変動の将来予測を試みている。

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